同じ事実でも異なる見方~捉え方と立体的な視点の重要性

こんにちは、山田まみこです。

20代前半で海外起業し、現在も経営に携わっています。

ブログ『女社長の思考術』では、起業家としての経験や考え方

実践的なアイデアをシェアしていきたいと思います。

今日は

「同じ事実でも異なる見方~捉え方と立体的な視点の重要性」

というテーマでお話しします。

目次

はじめに

私たちは日常生活の中で、同じ出来事を体験しても、

それをどのように捉えるかによって大きく異なる結果を得ることがよくあります。

本記事では、個人の捉え方の違いがどのように事実を変えるか、

そして物事をより広く、客観的に捉える重要性についてシェアしたいと思います。

同じ事実でも異なる捉え方

私たちは、同じ物を見たり、同じ時間を過ごしたりしても、その印象や感想が人によって異なります。

10人いれば10通りの感じ方があるのは、日常の中で誰もが経験することです。

事実そのものは変わらないにも関わらず、

それぞれの価値観や過去の経験によって、全く異なる解釈が生まれます。

タイのミネラルウォーターの例

具体的な例として、タイのミネラルウォーター「AURA」を取り上げます。

バンコク出張の際によく飲むミネラルウォーターの「AURA」。

私はこのボトルを見て、それが「水」であるとすぐに理解します。

しかし、ある人は「炭酸水」だと思うかもしれませんし、

また別の人はボトルに何も目立った特徴を見出さず、飲み物とは気づかないかもしれません。

例えば、AURAのボトルをある角度から見ると、キャップしか見えないため、

それをただの「容器の一部」として捉えるかもしれません。

別の角度から見ると、成分表が目に入るので、成分に集中する人もいるでしょう。

このように、同じ「AURA」というミネラルウォーターのボトルを見ても、

その視点や関心によって、全く違うものとして捉えられるのです。

仕事のフィードバックの例

職場でも、同じ事実が異なる捉え方をされる場面がよくあります。

例えば、上司が同じフィードバックを複数の部下に与えたとします。

ある部下は「自分の成長のためにアドバイスをもらった」とポジティブに受け取り、

改善に向けた行動を起こすでしょう。

一方、別の部下は「自分は批判されている」と感じ、

モチベーションを下げるかもしれません。

同じフィードバックでも、どう捉えるかで結果は大きく異なります。

感情と捉え方の関係

感情というのは私たちの捉え方に大きな影響を与えます。

喜怒哀楽という感情は、誰もが持っているものであり、これが物事の捉え方に直結します。

特に「怒り」や「哀しみ」の感情は、瞬間的な反応として私たちに強く影響を与えます。

これは、脳が痛みや苦しみを伴う体験を強く記憶するためです。

日常生活での感情の影響

例えば、日常生活で不快な出来事が起きたとしましょう。

車での移動中に交通渋滞に巻き込まれ、予定より大幅に遅れることになったとします。

この出来事自体は1つの「事実」ですが、これに対する捉え方は人それぞれです。

ある人は「この遅れでさらに忙しくなる」と怒りや焦りを感じるかもしれません。

一方、別の人は「普段できない音楽を楽しむ時間ができた」とポジティブに捉え、

リラックスした時間を過ごすかもしれません。

私は自分の予定通りに物事が進まないとイライラするタイプで、

その際は「事実は1つ。捉えからは無限」と言い聞かせています。

逆境における捉え方の違い

また、逆境に直面したときも、捉え方の違いが人生に大きな影響を与えます。

ビジネスにおいて、経済的な困難や取引の失敗など、

ネガティブな出来事に直面することは避けられません。

このような場面で、ある経営者は

「この失敗が自分のビジネスに終わりをもたらす」と絶望的に考えます。

一方で、別の経営者は「この失敗から学ぶことがあり、

次に活かせる」と前向きに捉え、より大きな成長を目指します。

このような捉え方の違いが、最終的にはその後の成功や失敗に大きな影響を与えるのです。

広い視野で物事を捉える重要性

次に、物事を広い視野で捉えることの重要性について触れていきます。

多くの場合、目の前に現れる問題や出来事は、

表面的なものであることが少なくありません。

例えば、皮膚炎のように見える症状も、実は体内の別の問題が原因であることが考えられます。

このように、表面だけを見て対処するのではなく、

根本的な原因を見つけ出し、それに対処しなければ、同じ問題が繰り返されることになるでしょう。

ビジネスにおける表面と根本原因の違い

ビジネスの現場では、表面的な問題とその背後にある根本原因を区別することが重要です。

例えば、社員のパフォーマンスが低下しているという問題が発生した場合、

表面的な原因として「社員のモチベーションが低い」と捉えるかもしれません。

しかし、実際にはその背景にある要因、

例えば職場環境のストレスや労働条件が影響しているかもしれません。

根本的な原因に気づかず、表面的な対処だけを行うと、

問題は解決せずに再発する可能性が高いのです。

広い視野を持つことで問題を解決する

さらに、広い視野を持つことで、より効果的な解決策を見つけることができます。

あるプロジェクトが失敗した場合、

表面的な原因として「予算オーバー」や「スケジュールの遅延」が挙げられるかもしれません。

しかし、実際にはコミュニケーション不足や

リーダーシップの欠如が真の原因であることもあります。

このように、問題を深く洞察し、広い視野で状況を捉えることで、

再発防止策を講じることができ、同じ失敗を繰り返さないための成長の機会が得られます。

事実と捉え方の意識による自己成長

最終的には、私たちがどのように事実を捉え、どう行動するかによって、人生は大きく変わります。

同じ出来事を経験しても、その体験をネガティブに捉えるか、学びの機会と捉えるかは自分次第です。

広い視野を持ち、感情に流されずに冷静に物事を見つめることで、

私たちの人生はより豊かで充実したものになるでしょう。

まとめ

同じ事実であっても、捉え方によって

全く異なる結果を引き出すことができるということを理解することは、

私たちの成長に繋がります。

さらに、表面的な問題にとらわれず、広い視野で物事を客観的に捉えることで、

深い洞察力を持ち、問題解決に導けるのです。

今日の記事を通じて、皆さんが物事の捉え方について再考し、

自分自身の成長に役立てるきっかけになれば幸いです。

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